第6回

カメラ選びのポイント

最適なカメラを見つける

前回までの記事で説明したように、デジタルカメラにはさまざまな種類があります。同じ種類のカメラであっても性能や操作性は異なりますし、使いやすさについても感じ方は人それぞれです。どのカメラを買えばいいか悩んだ場合は、以下のようなポイントをチェックしてみましょう。

1.撮りたいものを思い浮かべる

あなたは、カメラを買ったら何を撮りたいですか。旅先での思い出、子ども、風景、料理や乗り物など、いろいろなシーンがあると思います。撮りたいものを思い浮かべることは、カメラを選ぶうえでとても大切なことです。なぜなら、撮影対象(被写体)によってカメラに必要な性能が異なるためです。

たとえば、「子ども」の写真について考えてみてください。寝ている子どもの場合、明るい単焦点レンズ(ズームできないレンズのこと)を付けたカメラを使うと、薄暗い室内でも背景のボケた可愛い寝顔が撮れるでしょう。しかし、同じカメラで外を走り回っている子どもを撮影しようとしても、ズームできないため子どもを追いかけ回さなければいけません。また、運動会でリレーを走る子どもたちを撮影する場合はどうでしょうか。そんなときは、オートフォーカスの速い一眼レフカメラに望遠ズームレンズを組み合わせて撮影するのがきっと最適です。

寝ている子ども

寝ている子ども

走り回っている子ども

走り回っている子ども

一口に子どもの写真といっても、寝ているときと外で走り回っているときでは、状況はまったく異なります。撮りたいシーンによって、最適なカメラ、レンズとの組み合わせがあるということを理解しておきましょう。

2.予算を見積もる

カメラを購入するにあたって、予算も重要なポイントです。近年では比較的リーズナブルなモデルも販売されていますが、カメラが高価な買い物であることに変わりありません。本体と標準的なズームレンズで5万円程度から、そのうえ交換レンズやメモリーカード、カメラバッグ、メンテナンス用品、場合によっては三脚なども必要です。自分にはどのような性能のカメラが必要か、何にいくらかかるか、カメラを買う前に見積もっておきましょう。
また、カメラに関する費用を抑えたい場合は、新製品の発売動向をチェックすることをおすすめします。カメラは他のデジタル家電と同様、新製品の発売後は現行機種の価格が安くなるため、一世代前の機種で十分という方は、新製品の発売を待って購入するとよいでしょう。加えて、中古カメラや中古レンズも多く流通するため、選択肢のひとつとして考えてみてください。

3.携帯性を考慮する

カメラは持ち歩かなければ意味がありません。機種やレンズにもよりますが、一眼レフカメラの重さは標準ズームレンズをつけた状態で1〜2kgほどです。旅行やデート、ちょっとしたお出かけに持っていくことを考えた場合、重いカメラを持って何時間も歩くのはとても大変です。また、人混みの中を歩く際も、大きすぎるカメラでは周りに気を使って疲れてしまうかもしれません。カメラを購入したにも関わらず、家でホコリをかぶっているというのはよくある話です。カメラを気軽に持ち歩きたいという方は、一眼レフカメラよりも小型軽量なミラーレス一眼カメラなどを検討してみるとよいでしょう。
一眼レフカメラと望遠ズームレンズを持った男性

一眼レフカメラと望遠ズームレンズ

Kazuya Tamakoshi
パーフェクトカメラのディレクション、コンテンツ制作を担当。 大手SIerにて医療系システム開発に従事した後、株式会社フランリベルを設立。エンジニアとしてプログラムを書く傍ら、趣味が高じて撮影の仕事をはじめる。