第4回

カメラの種類と特徴

カメラの種類

私たちにとって身近なカメラは、銀塩(フィルム)とデジタルの2つに大別されます。
レンズに入った光を記録するという点は同じですが、フィルムカメラはフィルムに記録するのに対し、デジタルカメラはセンサーで受けた光をアナログからデジタルに変換し、メモリーカードなどに記録するという違いがあります。現在販売されているカメラの多くはデジタルカメラです。
Canonのフィルムカメラ

フィルムカメラ

デジタルカメラのラインナップ

デジタルカメラにはたくさんの機種があるため、最初はとっつきにくいかもしれませんが、一眼レフ・ミラーレス一眼・コンパクトデジタル・モバイルの大きく4つに分類されます。今回は種類と特徴に焦点を当てて、カメラの選び方は別の記事でみていきましょう。

一眼レフカメラで撮影されたコスモス

一眼レフで撮影

コンパクトデジタルカメラで撮影された緑色の葉っぱ

コンパクトデジタルで撮影

一眼レフカメラ

CanonのEOS5DMarkIV

Canon EOS 5D Mark IV

あらゆるシーンで写真を撮影したい

一眼レフカメラの特徴は2つあります。1つは、レンズに入った光を光学ファインダーを通してリアルタイムに見れることです。これを可能にしているのが、光を反射するという意味の「レフレックス(略してレフ)」で、レンズから入った光は、レフレックスミラーで反射し、フォーカススクリーンやペンタプリズムといった部品を経て、ファインダーに届けられます。デジタル処理されていないため、遅延することなく被写体を確認することができます。(※一部機種を除く)
もう1つは、オートフォーカスが高速であるという点です。一眼レフカメラでは、「位相差AF」という方式を採用しているため、「コントラストAF」を採用しているミラーレス一眼カメラや、コンパクトデジタルカメラよりもピントを高速に合わせることができます。(※ハイブリッドオートフォーカス機種を除く)
一眼レフカメラは、上記のような特徴から動きの速い被写体を撮影するのに向いていると言われています。

【長所】

  • レンズから入った光景をそのまま見れる
  • オートフォーカスが動きに強い
  • ボディ、レンズともに大きく安定感がある

【短所】

  • 持ち運びしにくい
  • シャッターを切る際、ミラーショックが発生する
  • シャッターを切るまで仕上がりを確認できない

ミラーレス一眼

CanonのEOSM5

Canon EOS M5

いつでもどこでも、気軽に撮影を楽しみたい

ミラーレス一眼カメラは、読んで字のごとく「ミラー」が搭載されていない分、一眼レフカメラに比べ小型軽量で、持ち運びがしやすいのが特徴です。レンズから入った光は、直接ファインダーへは届けられないため、電子ビューファインダー(EVF)や液晶ディスプレイで被写体を確認します。肉眼で見るよりもほんの少しタイムラグはあるものの、最終的に保存されるイメージを確認しながら撮影できるといったメリットがあります。また、ボディだけでなく交換レンズも一眼レフのものに比べて小さくなるため、自ずと三脚やカメラバックといったアクセサリー類もコンパクトにすることができます。

【長所】

  • 小型軽量で持ち運びしやすい
  • 保存されるイメージを確認しながら撮影できる
  • ボディだけでなく、レンズや三脚などがコンパクトになる

【短所】

  • 電子ビューファインダーのため、タイムラグが発生する
  • 屋外撮影時、液晶が見づらい
  • 一眼レフに比べ、撮影可能枚数が少ない

コンパクトデジタル

CanonのPowerShotG7X

Canon PowerShot G7 X

シャッターチャンスは逃さない。
気兼ねなく鞄に入れておけるデジタルカメラ

スマートフォンやミラーレス一眼カメラの登場で、市場のシェアは縮小してしまっているものの、小型軽量で安いこともあって、根強い人気があります。「高級コンデジ」と呼ばれる一眼レフカメラと同等のセンサーを搭載したモデルなども発売され、一眼レフユーザーのサブ機としてのニーズが高まっています。

【長所】

  • ミラーレス一眼よりも持ち運びしやすい
  • 広角から望遠までレンズ交換なしに撮影できる
  • 比較的安い

【短所】

  • レンズ交換が行えない
  • 小型化されている分、操作や設定がしづらい
  • センサーが小さく低画質

モバイル端末

AppleのiPhone7

Apple iPhone7

撮った画像は瞬時にシェア。
自己顕示欲を満たしてくれるモバイル端末

モバイル端末は、スマートフォンや、タブレットのことで、従来の携帯電話(フューチャーフォン)に取って代わり爆発的に普及しています。これらモバイル端末にはカメラが搭載されており、撮影した画像をFacebookやInstagramなどのSNSにアップロードすることが一般化してきています。こうした背景から、純粋なカメラではなく、モバイル端末のシェアが高まっています。

【長所】

  • 常に携帯している
  • インターネットですぐ共有できる

【短所】

  • レンズ交換が行えない
  • 細かな設定がしづらい


画像引用

Kazuya Tamakoshi
パーフェクトカメラのディレクション、コンテンツ制作を担当。 大手SIerにて医療系システム開発に従事した後、株式会社フランリベルを設立。エンジニアとしてプログラムを書く傍ら、趣味が高じて撮影の仕事をはじめる。